サウジアラビアの石油関連施設が攻撃されたことにより、原油価格が高騰しました。
高騰した理由は、サウジアラビアの一日の原油生産量が半分になった事です。
原油高騰による日本への影響
サウジアラビアで起こった石油関連施設への攻撃によって、日本で販売される石油製品も値上がりする可能性があります。
日本は原油輸入の9割を中東に頼っており、そのうちの4割弱をサウジアラビアが占めているそうです。
もしサウジアラビアの石油生産が滞ってしまうと、石油の輸入量が減ってしまうために石油製品の高騰が考えられます。
家庭への影響は
原油の価格が上昇すると、企業の収益や家計に影響を与えます。
石油製品は私たちの生活には欠かせない物となっており、石油が無ければ今の生活は成り立ちません。
企業の収益にも大きく関係しています。製品の原料や燃料として使用されており、燃料コストの上昇分を製品に価格転嫁して値上げをするでしょう。
- 原油輸入時に料金を上げ
- 石油の供給元が供給量が減るので値段を上げ
- 製造業が製品の値段を上げ
- 運送業が配送の料金を上げ
簡単に考えるだけで上記4つの値上げの連鎖が作られます。
このような循環になると、庶民に矛先が向けられるのは間違いないでしょう。
いたるところで値上げが始まると、消費者はモノを購入しなくなり景気後退の可能性も出てきます。
原油の値上げは庶民にとって良いことなし
ガソリンの値段が上がって外出を控え、製品の値段が上がって購入を控え、少しでも安い製品を探し購入する。
お金の循環量が減って経済が停滞し、労働者の賃金が減ってしまう。
本当に負のスパイラスですね。